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巨大乳糖結膜炎とは

巨大乳糖結膜炎とは

巨大乳糖結膜炎とはアレルギー性結膜炎の一種で2週間使い捨てや長期間使えるソフトコンタクトを使っている人に多くみられます。
コンタクトレンズを使っていて目ヤニがでて、レンズが上まぶたに引っかかって上にあがってしまう。レンズが白色に濁って汚れる。瞬きのたびにレンズが動きごろごろするなどの症状があります。

使い捨てコンタクトで巨大乳糖結膜炎になる理由

使い捨てコンタクトを含めソフトコンタクトはレンズ自体が水分を吸収する素材でできています。涙や涙の中の分泌物や汚れがレンズの素材の中に浸み込むのです。そのため、しっかり手入れをしていてもレンズに汚れが蓄積します。また手入れや消毒がしっかりできていないと微生物による薄い汚れの膜(バイオフィルム)ができてこれが刺激になるともいわれています。上まぶたの裏側の結膜をレンズに蓄積された汚れでこすることでアレルギー性結膜炎になります。上まぶたの裏側に水ぶくれの様な大きなぶつぶつができます。その形状から巨大乳糖結膜炎と呼ばれています。このぶつぶつにレンズが引っかかっかるので上にもちあげられてしまうのです。こうなると目ヤニがでたり、レンズが白濁してさらに汚れがひどくなります。レンズの汚れがひどくなればばさらに上まぶたの裏側を強く刺激するのでら巨大乳糖結膜炎が大きくなる悪循環になります。巨大乳糖結膜炎は花粉症等アレルギーのある人が発症しやすいともいわれています。

巨大乳糖結膜炎の治療

しばらくコンタクトレンズの使用はやめて眼科に行ってしっかりアレルギー性結膜炎(巨大乳糖結膜炎)を治療してもらうことです。巨大乳糖結膜炎はなかなか治りにくく、眼科で治療して治ってもコンタクトを使用しはじめると、すぐに同じ症状になることが多いようです。上まぶたの裏側に巨大乳糖結膜炎が残っているとコンタクトレンズの刺激で再発しやすいのです。完全に治るまでコンタクトの使用を控えることが大切です。

治療後のコンタクトレンズの使用

その後コンタクトレンズをつかうのであればワンデーにするのがいいと思います。2週間使い捨てコンタクトではしっかりケア用品で手入れをしているつもりでも、レンズに見えない汚れが徐々にこびりついて2週間の間に蓄積して取れなくなります。ワンデーコンタクトは汚れが蓄積する前に捨てて毎日新しい交換することになりますからアレルギー性結膜炎になりにくいとは考えられます。ただし、ワンデーであれ1日分の汚れは蓄積するわけですから帰ったら早めにコンタクトレンズを外すことをおすすめします。

ワンデーコンタクトはこちら

使い捨てコンタクトのケア用品について

ケア用品については使い捨てコンタクトのケアにはレニューやオプティフリーなどの一つの液体で洗浄・保存・消毒・すすぎができるマルチパーパスソリューション(MPS)といわれるものがあります。MPSは保存液もすすぎ液も兼ねるため、MPS内の界面活性剤などが装着時に一緒に目に入るため化学的な薬剤アレルギーになる可能性があるともいわれています。なのでアレルギー性結膜炎(巨大乳糖結膜炎)には向かいないとも言われています

ソフトコンタクトのケア用品の消毒力と注意点もし、可能であればAOセプトクリアケアやコンセプトクイックなど過酸化水素系のケア用品のほうがいいかもしれません。最近、登場したポピドンヨード消毒液は消毒力は強いのですがヨードアレルギーのある方には不向きです。