コンタクトレンズの使い方について
- Qコンタクトが目の裏側にいってしまうことはありませんか？
- Aハードコンタクトでも使い捨てコンタクトでも目は角膜と結膜で袋状になっていて裏側に回ることはありません。いくら奥に行っても必ず袋状になった最後のところで止まります。ずれると慌ててしまいますがほとんど目を傷つけたりすることはありません。落ち着いて戻しましょう。
コンタクトレンズが1週間前になくなったから再度購入のため来院して、検査中になくなったと思っていたレンズがこの袋状のところからでてきてびっくりすることがあります。1週間前になくなったと思っていたのがずれてただけだったのですね。このくらい目の奥に入っていても気が付かないものです。 - Qコンタクトレンズをつけたまま顔を洗っても大丈夫ですか？
- Aはい、顔を洗うときは目を閉じて洗ってもらえば大丈夫です。
- Qコンタクトレンズをつけたまま泳いでも大丈夫ですか?
- Aはい、コンタクトレンズつけたまま泳いでも大丈夫です。ただ、水の中で目を開けるとコンタクトは流れて出ていってしまいます。泳ぐ際には目を水につけないこと。スイミングゴーグルをするといいですね。以前は泳ぐときはコンタクトを外しましょうと指導していたのですが、よーく考えたらせっかく泳ぎにきたのにメガネをかけていたり、よく見えなかったりしたらがかっりですよね(笑)クリアーな視界で楽しみましょう♪
- Qコンタクトレンズの上から老眼鏡をかけることはできますか？
- Aコンタクトレンズで近視や乱視を矯正して、その上から近くを見るときだけ老眼鏡をかけることもできます。通常、コンタクトレンズは近視や乱視を矯正して5メートルくらい先が見やすく合わせます。しかし5メートルくらい先に合わせると老子の人は近くが見にくくなります。そこで本を読んだり手紙を書くときはプラス度数の老眼鏡をかけて近くにピントを合わせます。
- Qコンタクトレンズの上からハズキルーペをかけることはできますか？
- Aコンタクトレンズの上からハズキルーペを使うこともできます。コンタクトでは5mくらい先が見やすいように処方しますが、これだと老眼の人には近くが見えませんね。そこでコンタクトレンズをしたうえで近くを見る時だけハズキルーペをするといいですね。
- Qモノビジョンについて教えてください。
- A老眼が出てきた人はコンタクトレンズで遠くに度数を合わせると近くが見えにくくなりますね。逆に近くに度数を合わせれば遠くが見えません。モノビジョンでは左目は遠くに度数を合わせます。右目は近くが見やすいように度数を合わせます。そうすると両目で見たときに遠くも近くも見えるという方法です。
でも厳密に考えると遠くは左目で、近くは右目で見ているのです。この状態で慣れてくると両目で遠くも近くも見えているように感じるようになります。これは自然にこの状態に脳が適応していて、すばやく遠くと近くを切り替えてくれるからです。でもこのモノビジョンうまく適応できる人と、どうもうまくいかない人がいるようです。あまり左右の見え方に厳格にこだわる人は向かないようです。両目で遠くと近くが見えていればいいや～♪という大雑把な方が向いているかもしれません。
また老視が進むと左右の度数差が大きくなるので両目で見たときに差が気になるようになるかもしれません。
ただ、これがうまくできるようだと便利ですね。
