老眼で遠近両用使い捨てコンタクトにする方が増えています。遠近両用コンタクトは遠くから近くまでスムーズに見え、老眼鏡みたいに「かけたり、はずしたり」しなくていいから便利です。マルチフォーカルとも呼んでいます。注文には近視度数PWRと加入度数ADDが必要です。
遠近両用ワンデーのワンデーアキュビューモイストマルチフォーカルとデイリーズアクアコンフォートプラスマルチフォーカルは在庫がありますので平日17時までの注文で即日発送いたします。
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「老眼用のコンタクトありませんか?」とよく聞かれます。老眼用のコンタクトレンズは遠近両用コンタクトのことですね。遠近両用コンタクトレンズは種類が増え価格も以前と比べると随分安くなってきました。性能も以前は使ってみないとうまく見えるかどうかわからないなどといった心配もありましたが、 最近は使われる方がとっても多くなりました。
老眼だからって老眼鏡なんか要りません。遠くから近くまでスムーズに見えるから1枚のコンタクトレンズでOK。「メガネをかけたり、はずしたり」がいらないから 他の人に知られずに遠近両用のコンタクトを使っている人は多いのです。 遠近両用コンタクトは一般的にはマルチフォーカル、タイプによってはバイフォーカルと呼ばれています。
これからはどんどんシニア世代が増えますが遠近両用はメガネではなくコンタクトレンズですね。コンタクト通販LensBomberは遠近両用コンタクトの電話注文もお受けしていますので、ご利用ください。
遠近両用コンタクトは通常のコンタクトで選択するPWRのほかにADDと言う数値が必要です。ADDは加入度と言って近くを見るのに必要なプラスの度数です。ADDは通常は+1.00~+3.00くらいで年齢とともに強くなります。よく老眼鏡で+1.00、+2.00、+3.00とか数値が書いてありますがあれと同じです。
遠近両用使い捨てコンタクトにもワンデーと2ウィークがあります。ワンデーのいいところは毎朝新しいレンズになるので清潔で快適なことと、お手入れが一切不要なので簡単で便利なことです。特に老眼になると近くが見えずらいのでお手入れしようと思っても手入れするレンズやケア用品がよく見えなくて苦労します。ですから便利さから考えるとワンデーになります。2ウィークは経済的にお得ということです。1箱に6枚入って3ヵ月分ですのでケア用品代を考えなければ価格的にはワンデーの3分の一です。
遠近両用の使い捨てコンタクトは光学的にいろいろなデザインがあります。使い捨てコンタクトは直径が14mmくらいですから、この14mmの小さな円の中に遠くを見る遠用部、近くを見る近用部、そしてその中間部を切れ目なく連続して見えるようにした累進移行部があります。
遠近両用コンタクトには、視線を上下に動かすことによって遠くと近くを見分ける交代視タイプとレンズの中心部の瞳孔領域に遠くを見る遠用部と近くを見る近用部がまとまって入っている交代視タイプがあります。遠近両用のハードコンタクトはほとんどが交代視タイプです。
これに対して遠近両用の使い捨てコンタクトはほとんどが同時視タイプです。同時視タイプはレンズの中心部の瞳孔領域に遠くを見る遠用部と近くを見る近用部がまとまって入っています。これは遠くも近くも一緒に見ながら、脳が見たいところを切り替えるのです。使い捨てコンタクトの遠近両用はほとんどがこの同時視タイプです。本来は使い捨てコンタクトもハードと同じように交代視にできるといいのでしょうが、使い捨てコンタクトなどソフトコンタクトはレンズが瞳に載るとほとんど動かず、瞳と同じ動きをしてしまうため目の動きでレンズの遠用部と近用部の切り替えができなのです。だから瞳の中心である瞳孔領域に遠用部と近用部を設けて脳の働きで近くと遠くと見分けしているのです。
バイフォーカルは遠くと近くの境目がはっきりして遠用部と近用部だけです。遠用部も近用部も光学領域が広いので、遠くも近くも見える視野が広く見やすいのが特徴です。ただし中間部はないので段差が気になるところです。
マルチフォーカルは中心部に遠くを見る遠用部があり、周辺部に近くを見る近用部を配置してその中間部に中間距離を見る累進移行部を設けています。(中心部が近くを見る近用部で周辺部が遠くを見る遠用部のタイプもあります)累進移行部がるので遠くから近くまで切れ目なくスムーズに見えるのが特徴です。
遠近両用コンタクトは初めに遠くがはっきり見える度数を決定します。これが遠用度数になります。加入度とは。この遠くをはっきり見える遠用度数に近くをはっきり見えるようにするために加える度数のことです。通常ですと+1.00とか+2.00とか+3.00などの数値になります。銀行や病院に行くと備え付けの老眼鏡がありますが、あれらはこの+1.00とか+2.00などの度数です。加入度数とは近視の方なら近視を矯正するための遠用度数に近くをはっきり見えるようにするために加えるプラスの度数のことです。
老眼の初期は加入度数が一番弱い+0.75や+1.00くらいから始めます。遠用部の度数と加入度を加えた近用部の度数の差が少ないので慣れやすいはずです。老眼の進行に応じて徐々に加入度の強いものに変えていくのがいいでしょう。
眼球の構造とカメラの構造はとてもよく似ています。角膜はカメラの前面のレンズ、水晶体はピントを合わせるレンズ、網膜はフィルムに相当します。角膜から入った光は角膜で屈折して、さらに水晶体で焦点が網膜に合うように調節されて硝子体を経由して網膜で焦点を結びます。水晶体は弾力のある透明な凸レンズです。若い時はこの水晶体の凸レンズが柔らかく弾力を持って調節してくれるのですが年齢を重ねると水晶体が徐々に硬質化して網膜に焦点を合わせるのに必要なほど凸に膨らむことができなくなります。これが老眼です。この凸に膨らむことができなくなった分を老眼鏡や遠近両用コンタクトでカバーすることになります。
遠くを見たときははっきり見える正視の人でも40歳を過ぎたころから近くが見にくくなります。特に近くで本を読んだりスマートフォンを見るとピントが合わず、少し距離を離すと何とか見えるようになります。これが老眼の症状です。
若い人だと遠くも近くもすべてにピントが合ってスムーズに連続して見えていると感じますが実は若い人でも遠くも近くも無条件にきれいに見えているわけではありません。試しに目の前に指を一本立ててみてください。指にピントを合わせると遠くがぼやけるはずです。逆に遠くにピントを合わせてみてください。こんどは指がぼやけるはずです。これは遠くを見る時は目の中の水晶体がそのままの薄い状態(無調節)になり、近くを見る時は水晶体が膨らみ(調節)ピントを近くの指に合わせるから はっきり見えるのです。
この水晶体が膨らみ近くにピントを合わせることを調節といいます。ただ、年齢の経過とともに水晶体は硬くなっていき40歳を過ぎたころから近くを見るのに必要なほど膨らむことができなくなるため近くて本やスマートフォンが見るのがきびしくなるのです。これが老眼です。
老眼の矯正は水晶体の膨らみができなくなった分の凸レンズを目の前に置くことによって近くもはっきり見えるようになります。
遠近両用コンタクトが登場して30年くらいになりますが、このところ遠近両用使い捨てコンタクトを使われる人がどんどん増えています。それは今まで通常の使い捨てコンタクを使っていた世代が老眼になってきて遠近両用に切り替えたり、シニア世代がおしゃれになって老眼鏡をかけるより老眼を気づかれないコンタクトをするようになったこともあるようです。さらにはワンデーの遠近両用コンタクトができたのでケア用品やお手入れの面倒がなくなったので使う人が増えた側面もあります。遠近両用使い捨てコンタクトは使う人が増えることによって性能も徐々に良いものができてきているのでそのうち老眼鏡をかけるお年寄りがいなくなってしまうかもしれませんね。
遠近両用使い捨てコンタクトの一覧
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